CIANがいつも活動している十日町市清水集落では短い秋が始まろうとしています。
毎回の定期作業では新着資料の配架や施設のメンテナンスなどを行なっています。
ミーティングルームは少し改装を加え、展示スペースを増設しました。
現地訪問のたびに小さな交流会を開いています。
毎回、大量の野菜を近隣の方々からいただき、今回は鍋にしました。
「野菜は鮮度」、この言葉を実感します。
2014年度からアーティストの宮本博史さんに加わっていただき、清水集落紹介プロジェクトを進めています。
集落の記憶を収集するアーカイヴプロジェクトです。
宮本さんは2015年の大地の芸術祭の参加アーティストでもあります。
どんな展示になるかはお楽しみに。
毎回、作家来訪のたびに新しい集落関連資料が発掘されます。
古い映像資料が見つかったので、全員で鑑賞しています。
1989年にここ清水小学校で開催された文化祭の記録です。
四半世紀ほどの時間経過にも関わらず、全く変わっていない小学校の様子に皆驚きです。
清水小は頑丈な建物なので変わっていないのは当然なのですが、あまりにも周りが変化しているため不思議な新鮮さがあります。
変わっているのは訪れる人のみ。変わらない姿には何か安心感があるものです。
映像のなかにあった餅つきのシーンを見て、集落リーダーから「来年はみんなで餅つきをやらないか」と提案が出ました。
「道具はあるのか」という心配があったので、翌朝1階にある荷物置き場を見に行きました。
なんと、映像にあった臼がしっかり残っていました。
あとは杵ですが、こちらは引き続き捜索になります。
とりあえず、年始めのプロジェクトは餅つきになりそうです。
さて、どうなることやら。
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